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インクルージョンの種類について

宝石が好きな方にとっては身近な「インクルージョン」ですが、さまざまな種類があることをご存じでしょうか。
石の美しさや価値にも影響するため、どのようなものがあるのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、インクルージョンについて解説します。
▼インクルージョンとは
インクルージョンとは「内包物」という意味で、鉱物が地中で長期間育つ際に取り込まれる別の鉱物やひび割れなどを指します。
宝石のキズと言われることもありますが、天然のものなので個性として認識されています。
▼インクルージョンの種類
■フェザー
宝石に生じた亀裂のことで、結晶内部に生じた羽毛状のインクルージョンです。
フェザーの入り方によって付加価値がつく場合や、逆に評価が下がる場合もあります。
■クラック
結晶の成長過程で生じる圧力によって起こるひび割れ状のインクルージョンを指します。
大きさや場所によっては割れる原因になってしまうため、取り扱いには注意が必要です。
■結晶インクルージョン
宝石の中に他の鉱物が取り込まれたインクルージョンのことです。
結晶インクルージョンには、さらに以下のような種類があります。
・ピンポイント
結晶インクルージョンがさらに小さくなった、点状のインクルージョンを指します。
・ニードル
結晶インクルージョンの中でも棒状のもので、複数内包されることが多くあります。
■液体インクルージョン
結晶内部の割れ目に気体や液体が含まれるインクルージョンのことです。
複数ある場合は白濁して見えることがあるほか、指紋のように並んで見えることもあります。
▼まとめ
宝石には、インクルージョンと呼ばれる内包物を持つものが存在します。
宝石の種類や産地・鉱物の成長具合で異なるため、キズではなく個性として扱われています。
しかし、インクルージョンによっては割れの原因や宝石の価値を下げてしまうものもあるため、購入の際にはしっかりチェックしましょう。

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