宝石と聞くと、ダイヤモンドをイメージする方も多いのではないでしょうか?
しかし宝石の中には「カラーストーン」と呼ばれるものがあり、古代から多くの人々を魅了してきました。
そこで今回は、カラーストーンの魅力について解説していきます。
▼カラーストーンとは
カラーストーンとは、長時間かけて地中で生成された色彩を持った天然石のことを指します。
カラーストーンはさまざまな色味を持ち、含まれる成分によって色味や濃淡が異なります。
またその色味は、赤・青・緑といったよく知られている色味だけでなく、ピンク・パープル・オレンジなど多種多様です。
同じ種類の石でも、産地によって色味が違うなど表情が豊かなことも魅力の一つです。
▼色ごとの特徴
■赤系
赤いカラーストーンと言えば、まずルビーが思い浮かぶでしょう。
美しさや力・富の象徴として古代より愛されている宝石の一つです。
ガーネットやサンゴ・レッドスピネルなど、赤色が目を引くものが多くあります。
■青系
青いカラーストーンとして、サファイアが挙げられます。
サファイアの青は誠実さや清浄の証として、聖職者を中心に愛されてきました。
サファイア以外にも、アクアマリンやラピスラズリなども人気があります。
■緑系
緑のカラーストーンの代表は、エメラルドです。
紀元前の宝石市場でも取引されていたと言われ、ローマ帝国時代にはダイヤ・真珠に次ぐ第3の宝石と呼ばれていました。
ヒスイやペリドット・グリーントルマリンなど、カラーや透明度が豊富なことも特徴です。
▼まとめ
カラーストーンは、まだ宝石の加工技術がなかった時代から人々を魅了してきました。
ご紹介したカラーストーン以外にも、産地によってさまざまな特徴・色合いのものがあることが最大の魅力です。
石に込められた意味や歴史などををチェックして、カラーストーンを楽しんでみてはいかがでしょうか。